ほどほどに頑張ってみる

直腸癌ステージIVの闘病記(備忘録)

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癌の予防?!

先日、TVで“大腸癌の予防法”みたいな番組をやっていたようだ(私はほとんど観ていないが)。

仕事柄、自分が開発した製品のMSDS(製品安全データシート)を作成することがあり、その使用原料によっては発がん性情報が記載される。
その時の根拠となるのが、WHO(世界保険機構)の外部組織であるIARC(国際がん研究機関)の“発がん性リスク一覧”だ。
リスクの分類はGroup 1から4まで。
Group 1:ヒトに対して発癌性である(ヒトでの十分な証拠)
Group 2A:ヒトに対して恐らく発癌性である(ヒトでの限られた証拠、実験動物で十分な証拠)
Group 2B:ヒトに対して発癌性であるかもしれない(ヒトでの限られた証拠、実験動物での十分より少ない証拠)
Group 3:ヒトに対する発癌性については分類できない(ヒトでの不適切な証拠、実験動物での限られた証拠)
Group 4:ヒトに対して恐らく発癌性でない(ヒトと実験動物での発癌性の欠如を示唆する証拠)
明確に危険なのはGroup 1と2で、Group 3と4は証拠不十分ってところかな。
ちなみにこれらは定性的なものであって、定量的なものではない。

各グループで比較的身近なものをピックアップしてみた。
Group 1:アスベスト, ホルムアルデヒド, 各種放射性物質, 太陽光暴露(+日焼けマシーン), 石英結晶, アルコール飲料, タバコの喫煙(+受動喫煙)
Group 2A:紫外線, ディーゼルエンジンの排気ガス
Group 2B:カーボンブラック, ジクロロメタン, ナフタレン, コーヒー, ガソリンエンジンの排気ガス
Group 3: 1,2-ジクロロプロパン, 二酸化チタン
Group 4:カプロラクタムのみ
ジクロロメタンと1,2-ジクロロプロパンのような大阪の印刷会社で胆管癌が多発し労災認定されたことで有名な有機溶剤ですら現在はそれぞれ2Bと3だが、これは近いうちに昇格すると思われる。
あと、Group 1や2に抗癌剤や抗腫瘍剤が多いことに驚く。

「食品添加物や保存料は発癌性があるから・・・」と、いらぬ心配している方を見かけるが、それら物質はリストに含まれていない(見落としていなければ)。 そもそも食品や食材に含まれるppmオーダーの物質を気にするのに意味があるかと疑問に思う。どうせ今の日本の食事情で、それらを完全に排除することは不可能なんだし。

リストから、まずはGroup 1〜2対策としてのオススメ対策の一例は、
・飲酒はしない
・タバコは吸わない(受動喫煙含む)
・安い輸入木材の家具を使わない(防腐処理としてホルムアルデヒドに浸すから、当然ホルムアルデヒドを放散する)
・砂場(結晶性シリカ含有)で遊ばない
・車の多い場所で生活しない
・外出時は太陽(紫外線と放射線)に肌を曝さない
(当たり前だが、これをやったから癌に罹患しないと言うわけではない)
正直、私には不可能だな。

殆どの癌発生の第一要因は“遺伝”とされ、私の場合は大腸癌だが、原因は第一が遺伝、次いで飲酒だと言われた。食の欧米化は疫学的な一因と言うだけらしい。
父が結腸癌で祖父は共に胃癌だから消化器系の癌な家系で納得だ。タバコは6年以上前に止めたが、飲酒は嫌いではないので機会があれば今でも普通に飲み、人並みに強い方だと思う。

アルコール飲料はどの国でも莫大な利益(税金)をもたらすので、WHOやIARCがいくら発癌性物質だと訴えても規制するのは不可能だしやりたがらないと思う。消防法でもエタノールは特別扱いだし。

「自分が癌になったから、家族や子供たちはならないよう食べ物や生活に注意して・・・」などは分からなくもないが、既に癌になり易い体質が遺伝されていれば“何れは癌になるのだ”と割り切って、その対策を考えた方が有効だ。
親や家族がいくら配慮しても、子が大きくなって飲酒や喫煙したら、それまでの苦労は徒労だし、ただの親の自己満足。「あなたたちは良いもの食べているから、癌にはならない」とでも言うのだろうか?

他にも「癌患者はあまり運動すべきではない」や「癌細胞の好む糖分は(低血糖になっても)控えるべきだ」と言われたことがある。もはや、常軌を逸した意見だ。

いくら様々な予防策を講じようとも、発生確率を0%に出来る訳ではない。
そもそも、その予防策で癌の発生確率を何%減らせるのだ?本当に効果があるなら、医薬品として製薬会社なり企業が競って売りに出すし、更に厚労省が認めるようなら高くても飛ぶように売れることは間違いない。
世界中で長年研究されている抗癌剤ですら効果と副作用が様々で“確実に効く”どころか“安全に効く”ものすらまだ存在しないのに。
私もヨーグルトやサプリを摂ることはあるが、現在自腹で購入しているのはビタミンCと不定期なヨーグルト(R-1)のみだ。
WHOやIARCが公表している明確な発癌リスクが不可避な環境下で生活しているのに、無駄で過剰な予防に神経や金を使うくらいなら、早い内からPET-CTなどの検査を定期的に受診し早期発見に努めるべきだ。
私を含め、癌と長期の闘病をしている人の殆どはそれをせずにステージIIIやIVで自覚症状出るまでほったらかしだった人達なのだから。
殆どの癌は、早期発見のステージIやIIでの根治確率はステージIIIやIVに比べはるかに高い。同じ部位であっても前者は“それほど怖くない病”だが、後者は“高確率で死に至る怖い病”だ。

データから“人間の半数は死ぬまでに癌に罹患する”とされるが、私は“全ての人間はいつか癌に罹患するが、半数はその前に寿命を迎える”だと思っている。
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  1. 2013/08/16(金) 23:50:28|
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